Q 3 データ入稿前はいつも不安と隣り合わせ

近年の入稿形態の変化により制作物の入稿の責任は様々な方に発生しています。一度トラブルが起こると、お客様だけでなく、関連会社様や自分自身の業務にも大きな影響を及ぼします。そこで、PX140PrintServerでは、カンプ上でプリフライト(事前チェック)を行うことで入稿トラブルを未然に防ぐことが出来ます。

【特色警告】
プロセスカラーでの印刷なのに特色が混ざってた!」なんてケアレスミスをカバーするのが「特色警告」機能です。DICやPANTONE、TOYOといった特色が使われたオブジェクトをすぐに見分けられるから、指定ミスも簡単に修正できます。

【RGB画像警告】
オフセット印刷用データの基本はCMYKカラースペースを使用します。「RGB画像警告」機能は、データ中に含まれるRGBカラーのオブジェクトとプロファイル付きの画像データを塗りつぶしてプリントします。だから、入稿データを開かずに見つけたい画像をすぐに検出できます。

【ヘアライン警告】
イラストデータを縮小して配置すると無意識のうちにヘアライン級に細い線幅になってしまうことがあります。「ヘアライン警告」は、そんな気づきにくい線も警告色で印刷できます。ヘアラインとして検出する線幅は自由に決められるので、最終成果物の仕様に合わせて確認できます。

【インキ総量警告】
いくら深い色合いを出したいからと言っても印刷インキはCMYKを合計して350%程度までしか再現できません。各色100%で指定した色を使っても、乾燥不良により裏移りやトラッピング不良などの印刷トラブルを引き起こします。
「インキ総量警告」機能はあらかじめ設定したインキ総量以上で指定された色を検出します。
意図せずインキ総量オーバーになったオブジェクトも簡単に見つけることができます。

【オーバープリント警告】
アプリケーションの「オーバープリントプレビュー」を使っても第三者が制作者の意図を踏まえてオーバープリントを確認することは困難です。特に、「白」にオーバープリントが適用されているとオブジェクトそのものが消えたように見えるためやっかいな存在となります。「オーバープリント警告」機能は、オーバープリントが適用されたオブジェクトをとにかく警告色で印刷するため、たとえオブジェクトが消えていても、すぐに設定ミスか否かをチェックできます。

【QRコード検出機能】
最近流行のQRコード。製品台帳などにも多く取り入れられていますが、カラーQRコードは版ズレを起こして認識できないという問題も起きています。そこで「QRコードを検出する」機能を搭載。QRコードを含むページの用紙端にメモ書きでカラー/白黒のQRコードの個数を印字して、事前にQRコードの有無を把握できます。

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